緑と笑顔がつなぐ、姫路城-花の植え替えプロジェクト(2025秋開催)
緑と笑顔がつなぐ、姫路城-花の植え替えプロジェクト
(2025秋開催)

当社は、環境に配慮した社会づくりを推進する緑化事業の一環として、毎年春と秋に姫路城の花の植え替えを行っています。
この取り組みは、2016年に全国産業資源循環連合会青年部協議会 近畿ブロックの活動として始まり、2017年から当社がそのバトンを受け継いでいます。
今回の秋の植え替えでは、冬の寒さに強く、長く彩りを楽しめる ストック・アリッサム・ビオラ を植えました。
また、賢明女子学院中学校の3年生2名をお迎えし、新しいプランターへの植え替え体験を行いました。


冬に向けた準備。
社員と花屋さんが協力して下ごしらえ
イベント数時間前、社員7名が先に現地入り。
いつもご協力いただいている、書写山の麓にあるガーデニングショップ「花もん屋」様とともに、午前中から植え替え準備を進めました。
まずは前回のプランターの土を入れ替え、石を取り除く作業からスタート。
土の入れ替えは重い作業でしたが、協力して取り組みました。
午後のイベントで使わない鉢は事前に植え替えを済ませ、生徒の皆さんが楽しく作業できるように準備。畑仕事に慣れている社員は植え替えがスピーディーで、他のメンバーの2倍の速さで完了しました。植え替えは意外と難しく、ペースはそれぞれでしたが、全員が心を込めて作業しました。
気候は穏やかで風もなく、植え替えにはぴったりの日。準備の段階から、和気あいあいとした雰囲気で進められました。
イベント本番。
学生と一緒に、花を通じて地域を明るく
午後のイベントには、賢明女子学院「Be Leaders」に所属する中学3年生の2名が参加。SDGsの中でも、特に自然や環境に興味を持つメンバーが集まりました。
はじめに自己紹介を行い、社員と生徒がペアに。1鉢目は花もん屋様から植え方のレクチャーを受けながら体験し、ペアごとに合計3鉢ずつ担当して植え替えを行いました。
作業中は「もっと土入れる?」「難しいな…」と話しながらも、協力し合って取り組む姿が印象的でした。学生生活の話題でも会話が弾み、作業後は「植え替えが楽しかった」「お話が楽しかった」との感想も。
社員にとっても、地域の方と交流できる貴重な時間となりました。
最後には、感謝の気持ちを込めてお花のプレゼントを贈り、記念撮影。ほっこりあたたかい、ひめかんらしい締めくくりとなりました。


マル秘エピソード
EPISORD
プランターづくりのウラガワ。
見えないところに光る”安全のひと工夫“

今回は花だけでなく、プランターと社名プレートも新しくなりました。
以前の木製プランターは傷みが出ていたため、より丈夫で長持ちする素材に変更。新しいプランターは姫路城に合わせて黒色に、プレートはそれに合うシルバーへとリニューアルしました。

プレートの取り付け作業は、普段バッカン溶接や機械修理を担当しているメンテナンススタッフが実施しました。
生徒の皆さんがプランターに触れたときにケガをしないよう、接着剤で貼り付けた後、ボルトとナットでしっかり固定。
屋外設置のため、外れないよう細部まで丁寧に仕上げるなど、安全面にも配慮を欠かしません。
広報担当が「どうすれば雨に当たっても外れず、長持ちするだろう?」と悩んでいたところ、メンテナンススタッフがその想いを汲み取り、細部まで仕上げてくれました。

普段から「よりよくするにはどうしたらいいか?」を意識し、提案しながら仕事に向き合っているというメンテナンススタッフ。 依頼者の期待を超える形で応えるその姿勢に、プロとしての誇りと責任が表れています。
さいごに
参加した生徒の皆さんから「楽しかった!」という言葉をいただけたことが、何よりの喜びです。
持ち帰ったお花が、それぞれのご家庭で季節を彩り、環境への関心が日常に広がるきっかけになれば幸いです。
今回植え替えたお花は、姫路城の入城口前に並んでいます。姫路城へお越しの際は、ぜひご覧ください! 私たち姫路環境開発は、これからも地域の皆さまと協力しながら、姫路城の美しい景観を守り、次世代へ「緑の学び」と「環境への想い」をつないでまいります。