SUSTAINABILITY

E - 環境

循環する社会へ。
私たちは、入口から出口まで責任を持つ。

ENVIRONMENT

戦略の三本柱

「入口戦略(資源回収)」「中間戦略(再資源化)」「出口戦略(資源利用)」の一貫したバリューチェーンとなることで、
リーディングカンパニーとなり、最適化・高度化が可能になります。
それぞれのフェーズごとに意識することで、計画がより着実で実効性を伴いやすくなります。

STEP 01入口戦略

資源回収

2025~2026年
回収量と分別品質を高めることで、中間処理以降の効率化や再資源化率向上を狙う。

具体的な施策

  • 早期に基盤整備(回収拠点、車両更新、分別教育など)を行い、その後の拡大投資に備える
  • 数量確保と品質向上のバランス
  • 広域化と共同化
  • 基盤整備と周知が先行

中間処理実績

2025年

中間処理実績2025年のグラフ

2024年

中間処理実績2024年のグラフ

2023年

中間処理実績2023年のグラフ
STEP 02中間戦略

再資源化

2027~2028年
本格的な設備投資(高度分別・ケミカルリサイクルなど)を行い、再資源化事業の収益力と技術レベルを引き上げる。

具体的な施策

  • 同時に法令遵守や安全管理、BCP面を強化し、大規模化に伴うリスクに対処
  • 再資源化技術への投資が収益性を左右
  • 工程ごとのKPIを可視化し、ボトルネック解消
  • 法令順守と安全面の強化

中間処理後の産業廃棄物の処分量の割合

2025年

中間処理後の産業廃棄物の処分量の割合2025年のグラフ

2024年

中間処理後の産業廃棄物の処分量の割合2024年のグラフ

2023年

中間処理後の産業廃棄物の処分量の割合2023年のグラフ
STEP 03出口戦略

販路

2029~2030年
再生材の販路拡大やブランド化を推進し、国内外での需要を取り込み、リーディングカンパニーとして企業価値を最大化。

具体的な施策

  • サブスクや長期契約モデルで安定的な収益基盤を構築し、循環ビジネス全体のシェアを拡大
  • 販路・マーケティングが再資源化ビジネスの収益を左右
  • ブランディング・情報開示で企業価値向上
  • 用途開発と共同研究

ひめかんのリサイクル

令和6年度実績

総受入量

約23万t

再資源化量

約19万t

リサイクル率

71.7%

月毎のリサイクル率

  • 70.15%

  • 71.3%

  • 71.45%

  • 70.31%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 0%

  • 2025 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
  • 2026 1月
  • 2月
  • 3月

中間処理業者である当社は、徹底した廃棄物の選別・処理を行い、可能な限り資源として再利用できる状態へとつなげています。混合廃棄物も品目ごとに仕分けることで、多くがリサイクルへと生まれ変わります。
一方で、現時点では資源化が難しいものについても、法令に基づき適正に処理し、社会全体の環境負荷を最小限に抑える役割を果たしています。

リサイクル概念図

脱炭素経営の取り組み

私たちは、環境への責任を果たすと同時に、事業の持続的な成長を実現するために、脱炭素経営を推進しています。
Scope1〜3の排出量を可視化し、毎年の削減目標を設定。定期的に進捗を管理し、2030年の目標達成に向けて取り組んでいます。

2030の削減目標と
目標達成までのスケジュールについて

2030年の削減目標達成に向け、四半期ごとに目標値を設定し、実績値と重ねて進捗を管理しています。
主要な削減施策を計画に沿って実施し、その効果を数値として可視化することで、確実な達成を目指します。

ロードマップ
排出量の目標と実績

2024年は活動量・設備稼働の影響により、短期的に排出が増加しました。今後、2030年目標は維持しつつ、排出量(基準年比約12.7%)増加分の挽回を図ります。
また、新選別施設の稼働により、処理・資源回収を高度化させたサプライチェーン全体の効率化、稼働率・再資源化率の向上を実現し、総排出量の抑制効果を見込んでいます。
その他、DX化や省力化によって排出量の月次管理、車両・設備の稼働最適化、再エネ利用により削減量を確保していきます。モニタリング体制も強化して、四半期ごとで目標管理し、通期の収支予測を算出して、戦略・対策の見直しを図ります。

SBTi認証アイコン 国際認証「中小企業版SBT認定」取得による脱炭素経営の推進

SBTiロゴ

株式会社姫路環境開発は、2025年6月24日、科学的根拠に基づく温室効果ガス削減目標を企業が設定する際の支援をする国際団体「SBTi(Science Based Targets initiative/科学的に基づく目標設定イニシアチブ)」から、削減目標ターゲットが承認されました。

中小企業版SBT認定とは、中小企業が温室効果ガスの削減目標を設定し、SBTiに目標を妥当とみなされたら取得できる認定です。

私たちは、脱炭素を単なる環境対策ではなく、「業務の進化」や「持続的成長」につなげる経営戦略と捉え、部門ごとの取り組みを進めています。
信頼される企業として、これからも“環境価値”と“企業価値”の両立を目指してまいります。

SBT認証について詳しくは、魅力発信ページで紹介しています。

排出量削減目標

56.2% 削減
SBTiグラフ1
SBTiグラフ2

※算出方法の改善に伴い、一部数値が変動する可能性があります

取り組み事例

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)契約締結

2024年12月、山陰合同銀行様と、同行初となるPIF契約を締結しました。これは、当社の環境・労働への取り組みが社会にネガティブな影響の低減に寄与するとして評価されたものです。

営業車のハイブリッド自動車・水素自動車の使用推進

地球環境に配慮した事業を展開する企業として、当社では営業車の大半にハイブリッド車および水素自動車を積極的に導入し、脱炭素社会の実現に貢献しています。

定期的な車両入れ替え

収集運搬車両をはじめ、事業活動で使用する社用車を定期的に新調しています。全体の約9割が平成27年度燃費基準達成車であり、環境に配慮した車両でお客様のもとへお伺いしています。

もっと見る

クラウド推進による紙の削減

会議資料や紙マニフェストなどの紙使用量削減に向け、会議参加者にはノートPC、ドライバーにはタブレットを支給しています。また、顧客には電子マニフェストへの移行と優先利用をご提案しています。

家庭リサイクル

従業員の家庭から出るペットボトルやキャップ、アルミ缶、スチール缶のリサイクル可能なごみを専用ボックスで回収しています。回収物の売却益は社会貢献活動や社内イベントに使われます。

広域清掃

地域の環境美化に向け、本社周辺の清掃活動を毎月行っています。2005年より始まり、2025年2月に通算200回を迎えました。2024年からは清掃範囲の拡大や地域の学生との協働にも取り組んでいます。