灘のけんか祭りを支える、もうひとつの仕事――後片付けの舞台裏

終わったあとも、美しく。
地域の誇り守るために。
毎年10月に行われる「灘のけんか祭り」。
豪華な屋台の練り合わせや、勇壮な神輿のぶつかり合いで知られる、地域を代表する伝統行事です。
この祭りのあと、Himekan Groupの株式会社環境保全サービスでは、1日目の夜、そして祭り後の3日目に1日がかりで後片付け作業を行っています。
「地域の誇りを支える」――そんな気持ちで、毎年この活動に取り組んでいます。
熱気が冷めた夜に始まる、静かな作業
祭りの熱気が残る夜、会場のあちこちにはしで竹、空き缶、ペットボトル、
飲食ごみなどが散らばっています。
私たちは、暗い中でも安全に作業ができるようライトを設置し、手分けして清掃を進めます。
一日目が終わったあとの会場は、まだ祭りの余韻が残っています。
それでも作業を終える頃には、「今日の祭りが無事に終わった」と実感が湧いてきます。
夜の静けさの中、少しずつ片付いていく会場を見ながら、達成感とともにほっとする瞬間です。

“来たときよりも美しく”を合言葉に
2日間の祭りが終わった翌朝も、集められたごみ分別・回収します。
今年は雨の影響で地面がぬかるみ、たばこの吸い殻が半分ほど泥に埋まっている箇所も多く、
固まった地面から掘り起こす作業に時間がかかりました。
それでも見落としがないように、一つひとつ丁寧に確認しながら作業を進めました。
「小さなごみも、回収する」それが環境保全サービスのこだわりです。
環境保全サービスでは、「可燃ごみ」「不燃ごみ」「カン」「ペットボトル」「段ボール」「発泡スチロール」
などをその場でしっかりと分別。
単に回収するだけでなく、再資源化できるものはきちんと分けて処理することが、こだわりです。
片付けは“ごみを拾う”仕事ではなく、“気持ちのよい明日をつくる”仕事です。
“来たときよりも美しく”という言葉を胸に、最後の一つまで丁寧に仕上げていく姿勢が、
Himekan Groupらしさです。




地域の伝統を支える誇り
この仕事は派手さこそありませんが、
毎年この現場に立つことで「地域行事を支える責任」を強く感じます。
社員の一人は、「しんどいけど、『どんな人が掃除してくれているんだろう?』
と一般の方が見に来てくれて、嬉しかったし、やりがいを感じた。
自分たちの仕事があるからこそ、来年も安心して祭りができると思うと誇らしい」と話します。
地域とともに歩んできた企業として、これからも伝統行事を支える活動を続けていきます。


さいごに
灘のけんか祭りの熱気を、来年へとつなぐために。
私たちは、今日も“終わりを美しく”整えています。



